2021年5月

GIGA端末の本格的な運用が始まってから2カ月。神奈川県相模原市では、ChromebookTM の活用を確実に進めるため、『さがみはらGIGAスクールハンドブック』を教員に1冊ずつ配布しています。

今回は、ハンドブックの中から以下4点をご紹介しますので、ぜひ、今後のICT活用にお役立てください。
①GIGAスクール最初の3か月チェック表
②授業での活用を5段階に整理したレベル表
③小・中学校の全教科のICT活用事例
④授業以外での活用例
さがみはらGIGAスクールハンドブック
GIGAスクール構想の方針
Chromebook の活用方法
小中学校の全教科でのICT活用

「どうすればいいのかわからない」を解消
導入後に取り組むことや活用段階を見える化

GIGAスクール最初の3か月チェック表
授業での運用
①GIGAスクール最初の3か月チェック表
端末を活用するためにやっておくべきことや必要なことが、時系列でまとめられています。
相模原市のチェックリストを参考に、導入後の取り組みを検討したり、見直したりしてみましょう。

②授業での活用を5段階に整理したレベル表
教職員や児童・生徒の活用段階に合わせて、実際の授業で取り組める具体例などが、以下のように紹介されています。
▸ はじめ
Google Classroom のストリームに学級の連絡事項を掲載したり、授業中の簡単な意見集約や交換をしたりする。

▸ 慣れてきたら
授業の成果物(ワークシートなど)を、Chromebook のカメラで撮影し、先生に提出する。
その後、キーボード入力にステップアップし、Google ドキュメントTM などで作成して提出する。

日常的に端末を活用するために
全教科の事例と授業以外の活用例を紹介

③小・中学校の全教科の事例
例えば国語では、国語の授業ならではの使い方を取り組みやすい順に 「ホップ→ステップ→ジャンプ」の段階別に紹介しています。
ホップ:教科書のQRコードを読み込み、書写のお手本映像を視聴。
ステップ:文章作成ソフトで、段落の入れ替えや誤字脱字を修正。
ジャンプ:「話すこと・聞くこと」のインタビューを遠隔で実施。

④授業以外での活用例の紹介
相模原市の学校で実際にあった授業外での活用例を参考に、学校生活のさまざまな場面で、端末を活用してみましょう。
給食を食べ終わった児童が、終了までの待ち時間に、離れた席に座っている児童と、Google ドキュメントで共同編集しながら係の資料を作成した。

休み時間を使い、運動会で演舞するダンスについて YouTubeTM で検索し、それを見ながら練習を行った。
各教科等におけるICT活用のポイント
実際の活用例やおすすめの使い方
ICTの強みを踏まえた教科ならではのポイント
その教科で学べる情報モラル・セキュリティ
活用できるアプリケーション・サイト

朝、学校に来たらPCを取り出す。
子供たちが好きな時に、自由に使える環境。

相模原市教育委員会
渡邊茂一指導主事
本誌の作成に携わった渡邊指導主事は、GIGA端末を活用していくためには、「まず使うこと」が大切だと言います。
導入当初は、休み時間にゲームなどをしていた子供たちも、PCを使うと学習などのさまざまな問題解決が進む体験を繰り返し、問題が起きたらその都度ルールを話し合うなどの指導をすることで、次第にそれ以外の使い方をするようになりました。

既に端末の持ち帰りをしている学校では、課題の続きをしたいと思った児童が、自主的に端末を持ち帰るようになったそうです。
ハンドブックを参考に「まず使うこと」から始め、活用段階に合わせて、新たなルール作りやICT支援員の整備なども検討してみてはいかがでしょうか。

Chromebook、Google ドキュメント、YouTube は、Google LLC の商標です。

関連情報

さがみはらGIGAスクールハンドブック(PDFファイル17.1MB)